『星の王子さま』あらすじと感想 想像力を失っていくこの国で

海外の作品

みなさんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか。そろそろ夏も後半、溶けないようにもうひと踏ん張りですね。

さて、きょうあつかうのはこちら!!!サンテグジュペリ著、浅岡夢二訳の『星の王子さま』です!!!!!

本当に大切なものがなんとやらという台詞で有名なこの作品。「アンパンチで子どもが凶暴になる」とか、煽り運転がどうのこうのとか、国語の授業が変わるとか変わらないとか。そんなニュースばかりの今こそ、読まれるべき作品だと感じます。

だって、自分の目に見えることしか信じられないなんて寂しすぎる。そんな気持ち、わかるでしょう?

ひとことでいえば、飛行機の故障で砂漠に不時着したパイロットがほかの星からやって来た小さな男の子と出会い、多くのことを思い出し、おともだちになる物語。

有名なこの作品、読んだことがなければ、いまが時機かもしれません。それでは早速参りましょう!

『星の王子さま』登場人物、あらすじ、内容

登場人物

主人公 「ぼく」

この物語の主人公、飛行機乗りです。

飛行機の故障で砂漠に不時着。どうやら修理には時間がかかりそう。疲れに不安が重なってイライラしているところへ小さな男の子がやってきます。

男の子

火山とバラとバオバブと一緒に小さな星に住んでいた男の子。

砂漠で困っている飛行機乗りのもとへやってきて、「ひつじを描いてくれ」と頼みます。

あらすじ、内容

まあ読み古されてるし、簡単に。

「ぼく」は男の子にイラつきながらも、ひつじの絵を描いてあげました。

男の子は「ぼく」の質問になかなか答えてくれませんが、毎日話をしているうちにお互いの身の上がわかってきます。

男の子は育ててきたバラと喧嘩して自分の星を出て、さまざまな星を旅してきた挙句、地球に到着したのでした。それぞれの星で、それぞれの変わった大人と出会うのです。

自惚れたひとや、ずっと商売の勘定をしているひと、一分おきに電灯をつけたり消したりしている人…

それぞれの出会いの中で、おかしいと感じたり、すてきだと感じたりしながら男の子は旅をしてきたのでした。

そして地球にたどり着いて出会ったキツネと友だちになり、喧嘩して星に残してきた自分のバラがいかに特別だったかに気づくのです。

自分の大切なものに気づいた男の子がどうなるのか。「ぼく」の飛行機はどうなるのか。そして二人の関係はどうなっていくのか。

うまくまとめられないので作品読んでください(笑)注目です!

『星の王子さま』感想

心が温かくなる、そんな作品です。

毎日を、ただ同じことを繰り返すだけで消費してきた自分にとって、大切な作品です。

この本はきっと、何かを教えてくれる作品ではありません。大切なことを、思い出させてくれる小説に感じます。

だって、きっとあのころのぼくは全部わかっていたはずだから。心のずっと奥の方に隠れているものをくみ上げてくれる、そんな作品です。

『星の王子さま』考察

想像力を失いつつあるこの国で

この日本で、想像力が失われつつあるのかもしれません。そして、そんな今だからこそこの『星の王子さま』を改めて読む必要があるのではないでしょうか。

アンパンマンをみて子供が暴力的になったらどうするんだという議論をするひとも、煽り運転をしてしまうひとも、セクハラをするひとも、背景や相手の心中を察するための「想像力」、つまり「見えないものをみる力」に欠けてしまっているのではないでしょうか。

人の気持ちを察するなんて不可能だ、そういうひともいるかもしれません。しかし、だからといってその努力を放棄することは許されるのでしょうか。

殴られたら痛い。そこから、もし自分が相手を殴ったらどうなるのか想像することがそんなに難しいこととは思えません。

もしかすると、手と言葉の間に大きな違いはないのかもしれません。

見えるか見えないか。それだけ。

傷つけることも、温めることもできるのです。

そんな大切な想像力のありかを思い出させる力が、この作品にはつまっているように感じます。

技術の発展により、ぼくたちの生活はより安全になってきました。しかし、ニュースは鳴りやまない。多くの事件が、今度は技術ではどうすることもできない「想像力の欠如」を背景としているのかもしれません。

もしかしたら、読み継がれてきたこの作品が、世の中を救ってくれるかもしれません。

人間の内側の、ずっと奥の方。そこを描き出す小説の力を、いまこそぼくたちは借りる必要があるのではないでしょうか。

おわりに

いかがでしたか。

長い間読み継がれてきたこの作品。いまこそ、小説の持つ力が世界を変えるときなのかもしれません。

いつか自分が頑固な人間になってしまったとき、そっと男の子に会いに戻ってこようと思います。見えるもののその向こう側へ、きっと連れて行ってくれるから。

それではこのへんで。

シェアやコメントお待ちしております!それでは!

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