まさに寒の戻りで本日はいや寒かったですが、そんなことはお構いなしに大阪場所14日目はおおいに盛り上がりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
本日紹介するのはこちら!
SHOWROOM株式会社、前田祐二さんの『メモの魔力』です!
普段こういった実用書は全く読まないぼくですが、あまりの話題っぷりに思わず購入してしまいました。
正直、これまで小説を読むことに固執してきたぼくは、こうした類の本の価値を認めようとしてきませんでした。
しかし読み終えてみればそんなくだらない考え方ははるかバルト海の底へ!!間違いなく、今後のぼくの人生に、より多くの選択肢と視点を与えてくれました。
それでは早速参りましょう!
『メモの魔力』の内容は?
要約すると…
今日、私たちの社会は進歩することをやめそうにありません。
そんな世の中で価値のある人間として生き残っていくために重要なことが、
「ファクト→抽象→転用」の3ステップであり、これをうまくこなすためにメモが必要だといいます。
日常、ぼくたちの周りに転がっているある事実から、エッセンスをほかのことにも応用の利く抽象的な形で抜き出し、それを自分の分野へ応用することで、新しさが生まれていく、そんな感じの内容です。
例)①Aという小説が売れる。
→②Aはなぜ売れたのか。○○だからである。
→③○○という属性を世間が求めているから、それを埋め込んだRPGを作れば売れる!!
やること、考えることの流れはこんな感じでしょうか。こうした流れを経ることで、たとえば「ラーメン×ヘルシー」のベジポタラーメンなどといった想像もできないような組み合わせのヒット商品が生まれるそうです。
実践してみた!!!
さて、ぼくもさっそくやってみることにしました。目標は将来自分がどんな仕事に就きたいのか考えてみることです。
①ファクト:
自分はご飯とお肉が大好きで、毎日唐揚げでもいける。むしろ唐揚げばかりたらふく食べたい。野菜は苦手でほとんど食べない。
唐揚げと酢豚と餃子を少しずつ、よりも唐揚げ大盛りが好きなんです(笑)
こんなしょうもないことから抽象化に挑戦します(笑)
②抽象:
自分は好きなことならば飽きずに毎日続けられる。ひとつに絞ってたっぷり味わいたい。嫌いなことはてんでダメ。
ぼくはこんな性格であると言われればそんな気もしてきます。さて、これをもとにして将来の職業について考えると…
③転用:
ひとつの「好き」に絞ってそのプロフェッショナルをめざそう!
「あれもこれも」ではなく、「あれかこれか」という生き方(キルケゴール降臨!!)がぼくには向いているのかもしれません。
唐揚げの話からキルケゴールまで飛んでしまう「メモの魔力」おそるべし…!!
このところ将来に向けてただぼんやりとした不安(芥川感)を抱えていたぼくですが、とにかく今は好きな勉強を頑張って、それで飯を食っていければと覚悟を決めた次第であります。
『メモの魔力』のおすすめ度は?
ずばりおすすめ度は…
4/5点です!
それでは内訳をみていきましょう!
価値観に影響、刺激をもたらしてくれるか
迷わず1点です。
ぼくの実用書に対する偏見を吹き飛ばし、さらに霧のかかった将来の景色も少しずつ見えてきました。感謝です。
知識を与えてくれるか
ここも1ポイントです。
理論だけではなく、具体的なメモの取り方や書き方の方法論もしっかり教えてくれる本です。
展開や構成が、読んでいて面白いものか
ここは0でしょうか。
小説ではないので劇的な展開というのがないのは当然ですね。
小説と実用書で採点基準を変えるべきかもしれませんね…。
その本独自の新しさを持っているか
1ポイントです。
実用書ってそういうものですよね(笑)
デジタル化に拍車がかかっていく今日の社会において、あえて手書きのメモに価値を見出す。
そして、身の回りにいくらでも転がっている出来事たちに価値を見出す。
非常に面白く、勉強になりました。
著者のほかの作品を読みたくなるか
1ポイントです。
小説かぶれのぼくでしたが、実用書にもこんなに広い世界が広がっているのかと痛感しました。『人生の勝算』も読みたくなりました!!!
おわりに
いかがでしたか。
話題になってから意固地になってしばらく読まなかったこの『メモの魔力』ですが、もっと早く読めばよかった!!!!
なににつけてもかぶれやすいぼくは早速ペンとノートを買ってきて、「自己分析1000問」というのに取り掛かっています。
文系の大学生、それもなかなかマイナーなものを学ぶぼくは将来が不安で仕方ありませんでしたが、すこしずつ、自分が何をしたいのかが見えてきている気がします。
メモが習慣になったとき、きっとぼくはメモの魔術師としてなにかを成し遂げられると信じてしばらく頑張ってみます。
みなさんもぜひ一緒にマジシャンになりましょ!!
シェアやコメントお待ちしております!よろしくお願いします!
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